橘曙覧・独楽吟にならって 

ストレスについて考える

“たのしみ”は最高の抗ストレス薬

たのしみは 夜半に起きた子に水を飲ませ ごくごく飲み干して一息ついたあとで 「ありがと」と言ってまた眠りに落ちる子のさまを見るとき
たのしみは いってらっしゃい と言われたとき,言えたとき

(人とのつながりは,きっとやっぱり大切・・・.「おかえりなさい」もきっと大切な言葉)
たのしみは 「友」と会えたとき

(有朋自遠方来.ありがとう.志の近い,遠くに住む友人と歓談できた,そのことがうれしい,そうそうなかったりするものだからこそ,ありがたい)
たのしみは 同じような毎日の中に 「挑戦」を吹き込めたとき  

(人生で初めてのことに,挑戦できた.大人になってからはとくに,こういうのが大事なのでは,と思ったり・・・.自分にとって,大切にしている言葉のベスト20くらいには「挑戦」を置いているかもしれない)
たのしみは 何かを知れたとき

(好奇心が大切,なんて言われるけれど,やっぱり本当なのでは?とも思う.小さな,「知る」の積み重ね・・・)
たのしみは ひと品でも 食事を作ってあげられたとき もらえたとき

(見栄えは良くないかもしれないけれど,作ってあげられる時間は素敵な思いがする.ついでだったから,と言われても作ってくださるとうれしい)
たのしみは 今日暑い/寒いみたいだよ と言われたとき 言ってあげられたとき

(心配しているよ,大好きだよ,そんな直接的な言葉でなくても,伝わる,伝えられるものがある)
たのしみは 子どもが秘密基地を作るとき

(林の一隅などに作れたのは今は昔.家の中だったり,敷地内に作るのが関の山だけど,親の目を逃れて楽しそうにしている姿は何とも好ましい.子どもの発達・成長にも重要な瞬間.)
たのしみは 子どもが 楽しそうに登校するとき

(学校行くの嫌だ,と言う時もある.無理に学校に行かなくても良いとは思うけれど,いじめや暴力の問題がないなら,行ったら行ったで得るものがあるのでは,と思ってしまう昭和世代.
子どもが家族を見送るときも同じでは? と思うけれどどうだろう.楽しそうに出勤する,と言えなくても生き生きと出勤する様子を見せられたら,と思うけれど・・・)
たのしみは 「言葉」に出会うとき

(“はっ”としたり,“そうか”と思って,少し前を向けそうな気がする・・・
「きみの笑顔しか知らない人より,きみの涙を理解してくる人の方が大切」というスヌーピーで知った言葉が最近のお気に入り.涙の意味を理解してあげられるようでありたい)
たのしみは やま登り途中にクーリッシュをいただくとき

(やま登りの途中のひと休み… これほどクーリッシュがおいしい瞬間がほかにあろうか)